はじめて「猫の母子手帳」と聞くと、ちょっと過保護に聞こえてしまうかもしれません。
しかし、この一冊の手帳にはたくさんの思いやりと責任が詰まっています。
こんにちは、ねこヘルプ手帳を制作したオキエイコです。普段はイラストレーターとして、保護猫についての漫画を書いたりしています。
このショップに立ち寄っていただきありがとうございます。今日はそんな私がこの手帳を作るきっかけとなったお話をさせてください。
この記事を書いた人
イラストレーター
オキ エイコ
株式会社nancoco代表取締役。
保護猫との生活や育児などを発信するイラストレーター。書籍・SNSを中心に活動中。
2022年、猫飼いフォロワーの声に支えられながら「ねこヘルプ手帳」を考案・販売。
きっかけは、不安の声から
「もし私になにかあったら、この子はどうなってしまうのだろう」
それは、一人暮らしで猫と暮らす友人から受けた相談でした。
愛猫を最後まで看取る覚悟と責任をもって暮らし始めた私たち。
でも、愛猫よりも先に自分が死んでしまったら?
考えたくないけれど、考えなきゃいけない問題。
そんな切実な不安を解消できるアイテムが欲しい。それが、「ヘルプ手帳」のスタートでした。
母子手帳からヒントを得る
ヒントになったのは母子手帳。
自分が妊娠した時に、役所でもらった母子手帳。そこで自然と、猫用の母子手帳があってもいいと思いました。
「猫たちも私にとって我が子同然。
だったら猫にだって母子手帳があってもいいのに」
”猫の母子手帳”と、前々から考えていた”もしもの対策”。
その2つが繋がり、ここにシリーズ1作目である「ねこヘルプ手帳」が生まれました。
全ての動物と暮らす人へ
せっかく作るのなら、必要な項目を可能な限り入れ込みたい。手に取ってくれた人が安心できる1冊にしたい。
そこでSNSを通して猫飼いさんにアンケートを繰り返し、「猫飼いさんが本当に欲しい項目」にこだわりました。
そして猫以外の動物と暮らす人にも声をかけていただき、犬用、エキゾチックアニマル用のヘルプ手帳が生まれました。
ユーザーの声から成長してきた
シリーズを発売して以来、たくさんの喜びの声と要望の声をいただきました。
いただいた要望の中で一番多かったのが、「多頭飼いに対応して欲しい」「必要なページだけ追加できる様にしたい」という声。
それらに対応するため、新しく「バインダー式ヘルプ手帳」が出来上がりました。
猫用・犬用が作られたこの手帳はクラウドファンディングでたくさんの支援者にサポートしていただき、また細かな項目まで飼い主さんの声を反映しながら完成しました。
悲しい思いをする動物をなくすために
たくさんの声から出来上がった「ヘルプ手帳」。
この手帳が役に立つ日は、手帳の特性上、できればきてほしくないものです。
それでもこの手帳を持つことで、消えることのない不安が少しでも軽減できるかもしれません。
もしもの時に不幸になる動物が1匹でも減ることができたら。
不安を抱える飼い主さんが一人でも減ったなら。
私たちはこの手帳を作ってよかったと心から思います。
株式会社nancoco 代表
荻野朱加(著書名:オキエイコ)