一つの不安が形になった
「もし私になにかあったら、この子はどうなってしまうのだろう」
それは作者が、一人暮らしで猫と暮らす友人から受けた相談。
愛猫を最後まで看取る覚悟と責任をもって暮らし始めた私たち。
でも、愛猫よりも先に自分が死んでしまったら?
考えたくないけれど、考えなきゃいけない問題。
そんな切実な悩みが、「もしもヘルプ手帳」のスタートでした。
みんなの「欲しい」が集まった
せっかく作るのなら、必要な項目を可能な限り入れ込みたい。手に取ってくれた人が安心できる1冊にしたい。
そんな思いがありました。
病気や障害、老猫に子猫。ねこヘルプ手帳を使う猫は多種多様なはず。
そこでSNSを通して猫飼いさんにアンケートを繰り返し、「猫飼いさんが本当に欲しい項目」にこだわりました。
たくさんの声から作られたからこそ、満足度の高い1冊が出来上がりました。
それぞれにあったヘルプ手帳
たくさんのシリーズが発売されましたが、ただタイトルが違うだけではありません。
例えばいぬヘルプ手帳には散歩やコマンドなど犬特有の項目があり、お世話が犬猫に比べてマイナーなエキゾチックアニマルに向けて作られたどうぶつヘルプ手帳には、まず動物種についての説明ページがあります。
痒い所に手が届く、そんな手帳を目指しました。それができたのも、協力してくれたたくさんの飼い主さんたちの声があったからです。